2017年8月9日水曜日

イタリア料理の特徴

メニューの読み方を知ってイタリア料理店を楽しみましょう!
料理を味わったり、飲み物を選んだり、雰囲気に浸ったり・・・お店には色々な愉しみがありますよね。
その中でも最も愉しみなのは「何を食べようかな~」と、あれやこれやと迷いながらメニューを見ている時ではないでしょうか?

メニューとは、お客様が注文するための料理の一覧表ですが、付け加えますと、お客様に伝えたい料理や素材の詳細を掲載したお店からの大切なメッセージとも言えます。
そんなメッセージを理解できたなら、メニュー選びはきっと胸を躍らせる時間になるはずです。
当サイトは、そんな時の参考になる情報を掲載しています。ぜひとも利用いただき、イタリア料理店へ楽しくご来店くださいませ!

イタリア料理の特徴は?
「イタリア料理」と聞いて誰もが思い浮かべるのはトマトソースやオリーヴ油ですよね。でも、それは主にイタリア南部での料理なんです。
イタリア北西部ではフランスに隣接している影響から、バターなどの乳製品を使った料理も多くなります。
リヴィエラ海岸と呼ばれる地中海沿岸地方は南仏プロヴァンス地方と同じく、ハーブやオリーヴ油が多用されています。
内陸部は肉料理が豊富、沿岸部は魚介料理が豊富です。
ルネッサンスの中心都市として栄えたフィレンツェはフランス料理のルーツとなる貴族料理の発祥地です。
最南端にあるシチリア島などはアフリカ大陸に近い事から、アラブの影響を受けた料理もあります。

つまり、「イタリア料理」とは一括にした呼び名で、イタリアには各地方に個性的な郷土料理が数多く存在します。
その要因は、イタリア半島が南北に細長く、南と北では気候や風土が大きく異なっている事、そして、かつては各地方が国家として独立していたことがあげられます。
そのため、それぞれの国家で独自に料理が発展して守られてきました。これが、19世紀半ばに敷かれた共和制以降は郷土料理として今日まで継がれてきているといえます。


日本のイタリア料理店では、各地の郷土料理を適度に選択してメニューに配している店、特定の郷土色を強く打ち出している店など様々です。各地の料理の特徴を知り、お店選びやメニュー選びの参考にしてくださいね。

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