日本では、種類に沿って細かい区分けをした店は少ないのですが、意味を知り、初めて行くお店のタイプや雰囲気を判断する参考にしてください。
- リストランテ(Ristorante)「レストラン」の意味で、高級店を指しますが中にはカジュアルな店もあります。
- トラットリア(Trattoria)「大衆食堂」の意味で、カジュアルな店が多くはありますがリストランテとの違いは厳密にはありません。
- オステリア(Osteria)「旅篭屋(たびかごや)・居酒屋」の意味ですが、リストランテと実質的には変わらない店もあります。
- ピッツェリア(pizzeria)「ピッツァ屋」の意味で、専用の窯が有ったりします。ただし、軽食を取りたい人のために前菜からデザートまで一通りメニューを備えている店が多いですね。最近はAPES(純正イタリアピッツァ協会。本拠地はミラノ)の公認店も増えてきました。ピッツァは本来軽食なのでイタリアでは高級店では扱いませんが、日本ではトラットリアやカジュアルなリストランテでは、おいている場合もあります。
- バール(Bar)「バー」の意味で、ヨーロッパではお馴染み、深夜まで営業しており、コーヒーや酒、軽食もあります。日本の場合、バールを併設したトラットリアがあったりします。
イタリア料理のメニューの構成は?
リストランテ、トラットリア、オステリアの場合、基本的にメニューは以下の項目で構成されています。
- 先付け ストゥッツィキーノ(Stuzzichino)! ただし、食前酒を注文した場合に出されます。
- 前菜 アンティパスト(Antipasto)!
- 第一の皿 プリモ・ピアット(Primo Piatto)! パスタ、リゾット、またスープなどです。
- 第二の皿 セコンド・ピアット(Scondo Piatto)! 魚や肉のメイン料理になります。
- 野菜料理 ヴェルドゥーラ(Verdura)! 付け合わせ野菜(コントルノContorno)やサラダなどのことです。
- チーズ フォルマッジョ(Formaggio)!
- デザート ドルチェ(Dolce)! 食後のデザートやフルーツになります。
メニューの組み立て方は?
- 前菜か第一の皿を一品。ただし、両方を注文することも有りです。パスタやリゾットは1人分の量を少なめにしてもらったり、2人で1皿をシェアする(分ける)こともできます。
- 第二の皿を一品。メイン料理もシェアできますが、料理によっては2人分から受け付ける場合もありますので、メニューの注意書きを確認しましょう。
- 野菜料理の注文は不要。メインの料理の付け合わせの場合が多いので、敢えて注文する必要はありません。
- チーズかデザートを一品。必ずとは限りませんが、食後に注文するのが基本です。
0 件のコメント:
コメントを投稿